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Search->Context

三連休の週末、僕の両親がスマホを持ちたいというので、付き添った。 僕は AppleWatch のセルラー機能が使いたかったため、昨年 MVNO から au に戻った。 僕が使っているからという理由と、親が docomo が信用できないと言っていたので、au に連れって行った。

あらかじめ、僕が予約番号やプランを決めておいたのでショートカットしたはずだけど、父と母 二人の契約をするのに二時間以上もかかった。 店員がトロかったのもあるけど、わからないように関係ないものが色々と混ぜ込んであって、その説明に時間が費やされていた。

Future is now

スマホの契約の話は全然本題ではないけれど、約10年前に iPhone が出て飛びつき、「未来はここにある!」と信じてやってきた。 しかし、うちの両親にまでスマホが行き渡り、スマホはすっかり「今」になったんだとしみじみ感じた。

The Offspring の曲で The Future is Now という好きな曲がある。 その歌詞はどちらかというとポジティブな内容だけれど、スマホが今になったのだし、Webサイトを作っているだけでは枯れていくばかりだと焦る。

もちろん Service Worker がついに iOS にも載るし、Webもまだまだ変化と成長を続けて行くには違いない。 しかし、名だたる企業や無名な企業も個人も、次の一手を必死に模索している中で、自分もそちらへ行きたいと思わずにはいられない。

音声・チャットUI

ここ最近、日本で騒がれているスマートスピーカーによる音声UI。 UXの日本での第一人者でもあり尊敬する長谷川 恭久さんがやられているポッドキャスト Automagic Podcast の #208 でも語られていた音声の話。 Siri で割り勘の計算をするのはすごく便利だし、メモを入れたり、メールしたり、確実にできることは増えている。

音声だけで、未来が開かれるわけではないと思うけど、未来を構成する大きなひとつの要素になりうるのは確か。

でも、音声とかチャットのUIに関して、面白いと思うのは、会話形式になった途端、親切な感じになるということ。 AI とも言えないような、想定問答集の中にある返答をしているだけでも、単にQ&Aとかがあるよりも、親身に対応しているように感じるのって僕だけだろうか。

何かのフォームにしても、本質的にはひとつずつ質問しているだけなんだけど、人の感じ方というのは面白い。 以前、そのようなチャットUIを見かけるようになった始めの時は、「WebサイトやUIを作ることは難しすぎたんだ。」と思ったのだけれど、今は「簡単そうに見える」ことと「親切そうに見える」ことが重要なんだなぁと思っている。

Search -> Context

この間、ふといいネーミングだと思ったので Search に対する Context。 iOS のウィジェットだったり、Google Now だったり、すでに機能を提供している例ってあるけれど、いいネーミングがついてないのではと思った。

自ら Search するよりも、今後はある文脈(時間だったり、場所だったり)を読み取り、その時に必要そうな・興味がありそうな情報を提案する、そんな情報の中から気になるものをピックアップするという体験が、ますます多くなると思う。 そういう機能の総称として、 Context っていいなと思った。 なんのコンテキストもないジャストアイデア。

まとめ

数年前まで「ガラケーで十分。インターネットとかケイタイで見ないし」と豪語していた親世代も、持ってないと恥ずかしいくらいの勢いでスマホ化している。 まさにスマホの普及率のピークが訪れようとしていて、モバイルデバイスがフロンティアである時代は着実に終わろうとしている。

新しいWebの世界を切り開くような、そんな仕事に携わりたい。

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デザインとエンジニアの間で彷徨う開発ブログ。
by nnjyami(んじゃみ)