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所ジョージに学ぶ

息子にせがまれて、なんとなくつけていたテレビで、所ジョージ特集がやっていた。 何気なく見ていたんだけど、スゴく面白かった!!!
うる覚えながら、ブログにまとめる。 ぼんやり見ていたので、ニュアンスが違う部分があるかもしれないけど、ご容赦ください。

読売テレビの「シューイチ」の中の企画として、所さんの世田谷ベースで中山秀征がインタビューしていた。 世田谷ベースは所さんの事務所 兼 家 兼 遊び場らしい。

理想の家「イームズハウス」

話は逸れるが、僕はイームズハウスが学生時代から理想の家だ。

世の中の流れとして、持つものは必要最小限、選び抜いたものだけ。整理整頓というのがメインストリームだと思う。 それ自体は悪いと思わないし、僕も憧れる。

しかし、イームズハウスは全然違う。
たくさんのモノ(機能的なものあれば、飾りのようなものも多い)が床・壁・棚、至る所に飾るように置かれている。 出会った好きなものが全部ディスプレイされている。 それでいて、ゴミ屋敷のようになるのではなく、とてもおしゃれでセンスが溢れている。

ミニマリズムは禅のような思想で、ストイックに生きる姿が魅力的だが、イームズハウスは枠に収まらず、夢に溢れたおもちゃ箱のように見える。 言葉で端的に説明できないモヤモヤした子どもの夢のような存在。

所さんの世田谷ベースにはイームズハウスに似た、キラキラした子どものおもちゃ箱感が溢れていた。

所メソッド

所さんは毎日のようになにかしらのテレビに出ているが、その多忙なスケジュールの合間に世田谷ベースで遊んでいるらしい。

曲を作って YouTube にアップしたり、プラモデルを作ったり、日の出を撮影したり、輪投げをしたり…

番組の構成上、だいぶインタビュー部分は少なくなっていたけど、以下の感じだった。

  • ムダなことはない。Just Do It
  • つまらなかったらルーティンを変える
  • 完成にこだわらない
  • 孫とおもちゃ

どれも、さらっと面白く語れていたけど、深いものがありそうで学びが多かった。

ムダなことはない。Just Do It

所さんは4時半に起きて、日の出を撮影している時に、曲を思いついたらしい。 意味があるかどうかわからないけど、きれいな日の出を撮影していて、自然と曲が思い浮かんできたというニュアンス。

大人になると、砂場で遊べない。
やる前に「これ評価されるのかな」「やっても意味があるのかな」と考えてしまう。

でも、人生に ムダなことなんてない
やる前に考えるより、やってから考える方が絶対イイ。まさに Just Do It。

プログラムやプロダクト、ブログでも、ホントにそうだなと思う。
「やろうかな」とか考えたり、「やってみようと思っている」と語るより先にやってしまった方がイイ。 やってしまって学べることの方がはるかに多い。経験主義だ。

つまらなかったらルーティンを変える

「仕事が面白くない」「つならない」とか言ってしまいがちだけれど、仕事が面白くないというのは、毎日のルーティンが面白くないということなので、毎日のルーティンを変えれば、面白く過ごせると所さんは言う。

例えば、靴下を片方履かずに気づかれないように過ごしてみるとか。

通勤経路を固定しないとか、歩く道を変えるとか僕も時々やるけど、それに近いのかも。 自分が退屈してきていると思ったら、目線を変えられるような変化をつけるのって大事だと思う。

完成にこだわらない

プラスチックの鉄瓶っぽいやかんを鉄瓶のような色に塗っていたらしい所さん。
半分だけ塗って、奥さんに見せて「鉄瓶をプラスチックっぽい色に塗った」と思われ、それを楽しんでいたらしい。

全部塗ってしまわずに、半分だけだからそういう反応が楽しめた。
100%完成させなかったから楽しみが膨らんだ。完成させることだけが目的じゃない。

仕事ではダメかもしれないけど、趣味とかだとそういうスタンスって大事なのかも。 深読みするとアジャイル的とも言える?
状況だったり、周りの反応を見ながら、一番効果がありそうな所 = 楽しめそうな所 でやめるみたいな。

孫とおもちゃ

所さんにはお孫さんが二人いるらしくて、溺愛中らしい。
大人でもワクワクすると思うけど、どでかいおもちゃ箱のような世田谷ベースに子どもが行ったらスゴイだろうなぁ。

お孫さんが来て、それぞれ遊ぶお気にいりのおもちゃは決まっているらしい。 けれど、お気に入りのおもちゃだけを与えるのではなく、たくさんあるおもちゃの中から、そのおもちゃを選んだという絵・思い出を与えることを所さんは大切にしているらしい。

これってホントに素敵だなぁと思った。
お気に入りのものがあれば、確かに子どもは楽しく遊べるかもしれない。でも、他の選択肢もたくさん用意しといてあげて、可能性を無限大に広げているのかな。

子どもは突然、今までにない組み合わせや新しい遊び方をしていて、びっくりさせられる。小さな枠に収めず、柔軟に発想できる余地を与えるってことなのか、深い思いがありそうでもっと聞いていたかった。

まとめ

所ジョージは最強のアウトプット駆動な人で、語っていることがとても魅力的だった。
世田谷ベースの本も出版されているようなので、ちょっと読んでみようと思う。

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デザインとエンジニアの間で彷徨う開発ブログ。
by nnjyami(んじゃみ)